高 等 部 の 進 路 指 導

 近年、障害の重度・重複化、多様化や経済状況の変化、福祉制度の改革に伴い高等部卒業後の進路先は多岐にわたるようになりました。
 また、生徒を取り巻く環境も様々なので、一人一人のニーズに対応した「個々に応じた指導」を心がけることが大切です。そこで、現場実習や進路学習を通して自己理解を深めるとともに、必要な情報を適宜提供しながら生徒・保護者と進路相談を重ねて、「主体的な進路選択」ができるよう進路指導を進めています。同時に、将来の家庭生活、就労生活、余暇生活をより豊かに、より主体的にしていく力を身につける指導も行います。
また、生徒の卒業後の地域生活・社会生活を支えるために、地域社会、労働、福祉等関係諸機関との連携(ネットワーク作り)についても積極的に取り組んでいます。

現 場 実 習
 生徒が自らの適性を見つけ、進路先を決定できるよう、一般企業及び福祉施設等に協力をいただいて、実際に働く経験をする学習です。職場での仕事や生活を通して、作業の力と合わせて、社会生活で必要な力を身につけることをねらいとしています。
  この経験をもとに、日頃の生活(学習)を見直し、改善を図りながら、将来一人一人が歩む社会で、自分らしく自立できることをめざします。
  現場実習は2年生から始めますが、そのステップとして1年生の2学期からは校内実習に取り組みます。
1 学 年
2 学 年
3 学 年
1学期
(6月)
 2週間(集団)  2週間(個別)
2学期
(10月)
 2週間(校内で軽作業)  2週間(個別)  2週間(個別)
3学期
(1月)
 2週間(校内で軽作業)  2週間(個別)
     
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実 習 の 様 子
 ■ 校内実習(菓子の箱詰め・箸入れ・落ち葉運び・空き缶つぶし・清掃等)
 ■ 現場実習(体験実習・前提実習)
            卒 業 生 の 進 路 先      (H26.3.31現在)
 年度 卒業生  就職(一般就労・就労継続支援A型)  就労継続支援B型  就労移行  自立訓練(生活訓練)  生活介護  地域活動支援センター  作業所  職業訓練校 進学(専門学校) 未定
H22 40 11 9 7 0 6 0 0 2 1 1
H23 39 12 13 3 1 7 1 2 0 0 0
H24 47 14 17 4 1 10 0 0 0 0 1
H25 51 11 16 4 1 15 0 2 1 0 1
H26 38 11 18 0 0 6 2 1 0 0 0