岡山県立岡山南支援学校保健室




< 子どもが薬嫌いで困ってます! と悩んでいるお母さん へ >
   こんなことを試してみましょう  もしかしたらうまくいくかも・・・
   
  1stステップ   < どんなことをしてでもまずは飲めるように! >
飲んだ後にすぐ好きな飲み物や、食べ物を与えてみる。
   おやつなどの前にお薬タイムを設定し「お薬の後はおいしい物」と条件を付けてみましょう。
 ただし、抗てんかん薬など長期間服用が必要な薬を飲む場合、学校、外出先等で困らないような条件付けを考えてください。
 一度、パターンを付けると変更するのが大変です。
   
好んで食べる他の食品と混ぜる。(食べきれる量に混ぜてください。残してしまっては意味がないので)
   ヨーグルト プリン バナナ ジャム  ゼリー シュークリーム ムース ピーナッツバター等 少量の冷えたみそ汁と混ぜる。ふりかけに混ぜてご飯とともに食べる。
   
少量の水で溶かし、スプーンやスポイトで少量ずつ、なるべくひとくちで飲める量にして、口の奥に流し込む。
   
1−2滴の湯ざましでだんご状にして上あご(又はほほの内側)にこすりつけ、その後、お茶などを与えます。粒の大きな薬で固まりにくい時や水を入れすぎたときは、クリープなどの粉末乳製品や小麦粉などを混ぜてください。
   
シロップはそのまま、粉薬は少量の水で練って溶かしてシャーベットにします。
   
味覚を鈍麻させるためにアイスクリームやシャーベットなどの冷菓とともに飲ませる。
   
ゼリー状オブラート(お薬ゼリー等)で包み込むようにして飲ませる。
   
甘味料または香料を加える。
 ( 砂糖  水飴  シロップ  チョコレート  ココア など )
   
飲ませる道具の工夫 かわいい小さな容器に水と砂糖と薬を入れて一気に飲み込ませます。また乳酸菌飲料やカップゼリーなどの子供が好きな容器を使うと飲めることがあります。
   
シロップはパンやカステラにしみこませて食べる。
   
  2ndステップ    < 学校や、外出先で困らないように >
   最近の小児用の粉薬は味付けによりかなり苦みを抑えた製剤に仕上がっていますので
   そのままで飲めることが多いので一度お母さんが味見をしてみましょう。
   
お母さんがこれなら飲めるなと思ったら、いきなり口に入れてみましょう。
成長とともに、案外そのまま飲めるようになっていることがあります。
   ただし、むせたりしやすいので、のどの奥の方に入れないように注意してください。
   ※むさせない工夫:薬を入れるときに「あー」と発声させたり、薬をスプーンにとってから口に入れ  たり、薬包に直接少量の水を入れストローで吸うなど
   
補助的な食べ物の再考をしましょう。
ヨーグルトは要冷蔵、シャーベットは要冷凍ですね。持ち運び、保管に手間がかかります。段階を追って、入学前までには要冷蔵、要冷凍の補助食品が卒業できるようにしましょう。
   


       ※ これはあくまでも一例です。他にも良い方法があるかもしれません。 他にも良い方法があれば保健室までご一報ください。